2005年03月17日

Alloy Wheel of Steelその2

 俺っちトミー・ベルセッティ。地面大好き。

 前回偶然突っ込んだところは俺のアジトのひとつだった。
 14000$もしたガレージが3つもついてる高級マンションだ。屋上にはヘリポートもある。

 派手な横滑りをしながら突っ込んでくバイクはそのまま転倒し、俺は顔面をモロに地面に打ち付けた。
 だがなぜか防弾チョッキの耐久度が下がっただけですんだ。
 最近の防弾チョッキは性能いいよな。

 路地を見ると倒れているバイク3台
 どうやら1台は転ばずにうまく曲がっていったようだ。

 俺もこうしちゃあいられない。

 あれ? これ、俺のバイクじゃないな…。

 勇んでバイクを起こしまたがるが、よくよく見ればさっきまで乗っていたAngelと少し違う。
 もともとオレのバイクじゃないんだけどなんか違う。
 気にせず×ボタンでアクセルをふかしながら発進しようとすると背中に妙な視線が刺さるのを感じた。
 L2ボタンとR2ボタンの同時押しで後ろを振り返る。

 ものすごい形相で腹の出た男が走ってくるのが見える。

 え? これ、もしかしなくてもオマエのバイク

 だが時すでに遅し。バイクは急には止まれない。
 やむを得ず無視して発進する俺。

 ごめんな。あとで返すよ。

 謝りつつも森昭雄脳の恐怖を読むように満面の含み笑いは隠せない。
 俺の乗ってきたバイクに乗ってけと言いたいところだが無用なアドバイスはしないでおく。
 はやくも一人脱落したのだから。

 もはやこれで3位から落ちることはない。

 一人いなくなったところでどうということはなくレースは順調に進んでいく。

 アメリカンバイクはそのパワーのおかげでうまく当たれば街灯のポールなんか逆に吹き飛ばしてくれる。

 俺の前を走るは残り1人。ここから慎重に行けばとらえられるはずだ。

 俺は加速テクと絢爛なハンドリングで車の間をすり抜けながらチェックポイントをくぐっていく。

 レースは早くも終盤。あのT字路を曲がればゴールのThe Greosy Chopperは目の前だ。

 おかしい。最後の1人が見えない。
 もしやすでにゴールしているのか?

 悪い予感を振り払ってふと気がつけば俺はゴールしていた。タイムは1分41秒のなかなか好タイムなようだ。

 もしかしてさっき、反対車線を走っていたタクシーに正面から突っ込んでいったバイクがそうだったんだろうか。アイツ、8メートルくらい上空を舞ってなかった?

 考えごとをしていてやっぱりブレーキをかけ忘れていた俺のバイクはゴールしても止まらない。
 このままではHOWLIN PETES BIKER EMOPOLIUMのショーウィンドウに突っ込んでしまう。

 こんなときでもあわてずさわがず。俺は最良の手段を知っている。

 慣性で滑り続けるバイクを尻目にボタン。たったこれだけで走行中の乗り物から飛び降りることができるのだ。

 みごと華麗に着地を決めた俺は、無人のバイクが突っ込んで割れたショーウィンドウの中に高価そうな革ジャンを見つけた。せっかくなんで勝利の記念に一枚いただいていこうじゃないか。

 だがどうしたことかどんなにやっても皮ジャンは一向に着れやしない。
 サイズがあわないんだろうか?
 強引に重なってみるも観光地で顔を入れて記念撮影するアレ感が否めない。

 なにか言い表せないものすごい喪失感を覚え、重い手足をひきずりThe Greosy Chopperのドアを開けた。
posted by 群青 at 01:20| Comment(0) | TrackBack(1) | GTA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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不動産会社 起業日記
Excerpt: マンションやアパートなど、不動産は難しい事だらけですよね? 私実は、不動産で、会社作っちゃいました。
Weblog: 不動産起業日記
Tracked: 2005-03-19 14:02
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