2005年04月15日

2分でわかるタイガー&ドラゴン 三枚起請の回

 IWGPこと『池袋ウェストゲートパーク』で人気と話題をさらった脚本・宮藤官九郎と、役者・長瀬智也のコンビが、同脚本の『木更津キャッツアイ』で死を前にしてなお破天荒な人生を送る「ぶっさん」を演じた岡田准一を迎え帰ってきた。


 物語は長瀬智也扮するヤクザの山崎虎児が、谷中正吉(西田俊之)のもとに借金回収に出向いたことから始まった。逃げ出す正吉を追いかけて入った場所は演芸場。そこで林屋亭どん兵衛(正吉)の演じる、遊女に復讐するために手を組んだ三人の男を描いた落語『三枚起請』を聞き、それまでおもしろい話のひとつもできずにヤクザの世界を生きてきた虎児は、すっかり落語の世界に魅了されてしまい「俺もおもしろい噺がしてみてぇんだよ!」とドスを効かせ、正吉の借金を肩代わりすることを条件に弟子入りしてしまう。
「名前が虎児だから子虎」と芸名を与えられた虎児は、自らも自称する覚えの悪さを誇りながらそれでも正吉を脅して何とか初の寄席に上がることになった。だが、結果は散々。ろくに登場人物の名前も覚えておらず、客はあきれて帰ってしまう。
 そんな折、半ば押し付けられる形で紹介されたのが、落語の天才といわれるも今は裏原宿でデザイナーズショップを経営する竜二(岡田准一)だった。話をおもしろおかしく聞かせる修行にとキャバクラ嬢に振られて落ち込んでいる竜二の友達を訪ねるが、話を聞く内にキャバクラ嬢は以前二人が会ったことがあるメグミ(伊東美咲)だったことに気がつく。しらべていく内にあれよあれよ、正吉行きつけの蕎麦屋の主人(尾美としのり)から、虎児のかつてのヤクザ仲間までメグミの被害者はなんと五人。何とかメグミの居所を見つけ出した虎児と竜二は、五人を引きつれ青森まで出向いてみたはいいが、メグミにも辛い過去があり五人の被害者たちもそういうことならとメグミを咎めず帰っていった。
 そんな話を事実のままにおもしろおかしくしたのが林屋亭子虎オリジナルの『五枚起請』。語ってみれば見事客席は大うけで長い間正座をしていた虎児は足がしびれて立てなくなっているほどだった。


 以上が今年1月に放送されたスペシャルストーリーである。
 同ドラマは15.5%という高視聴率を記録し視聴者からの反響も高く、それに答えるように本日10時からTBS系列にて連続ドラマとして放送することが決まったのだ。

 タイトルにもなっておりストーリーの概要とも言える、IWGPスペシャルにメンバー総出演でホームレス役を演じたクレイジーケンバンドの『タイガー&ドラゴン』をオープニンテーマに、脚本・宮藤官九郎 主演・長瀬智也、岡田準一 演出・金子文紀(IWGP、ハンドク!!!など)、プロデュース・磯山晶(木更津キャッツアイ、IWGP、マンハッタンラブストーリーなど)とファンにとっては待ち望んでいた夢の競演である。ただでさえこの燦然たるフルメンバーでおもしろくないはずがない上に、西田俊之を初めとしたベテランキャストに、さらには木更津キャッツアイで「アニ」を演じた塚本高史、マンハッタンラブストーリーでワキを固めた尾美としのり、クドカン(脚本家、宮藤官九郎のこと)作品には欠かせない(笑)安部サダヲなどなどと期待はますます増すばかり。

 以前にもIWGPと木更津キャッツアイの中でザッピング演出をした同陣営だけあり、共に演技力の高い長瀬と岡田のジャニーズコンビは実に見ごたえがある。同時にここでも木更津キャッツアイにも見られた計算しつくされた同時進行裏話で登場人物のひとりひとりが活き活きと描かれているのが印象深い。
 連ドラ初回である今夜は9分ほど延長されているのでビデオ予約される際などは気をつけたい。






posted by 群青 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(9) | タイガー&ドラゴン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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